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街とお店で

インド人、いない

どうも、
カレー屋に入った瞬間、

国籍をひとまとめにしがちな女、ミサキです。
今日は、近所のインド料理屋・続編。

前回、私は完全に思っていた。
「ここ、インド人しかいない」

顔立ち、
カレー、
ナン、
雰囲気。

全部まとめて
インド。

ある日、
再訪。

理由は簡単。
安い、うまい、
ナン無限。

行くしかない。
席に座る。

前回と同じ店員さん。
でも今回は、
ちょっと耳を澄ます。

あれ?
会話、
インド語っぽくない。

そもそも
インド語って何。

ナマステである。
壁を見る。

ポスター。
国旗。

インドじゃない。
三色違う。

知らない。
調べたいけど、
今ナン食べてる。

決定打。
店員さんが
ポロッと言う。

「ワタシ、
ネパール」

え?
インドじゃない?

続く。
「あの人、
バングラ」

軽い。
国籍、
軽い。

脳内のインド村、
一瞬で崩壊。

つまり。
ここ、
インド料理屋だけど
インド人、
いない。

全員
インド周辺国。

でもカレーは
ガチ。

私は思う。
料理と国籍、
必ずしも一致しない。

そもそも
私だって
和食作るけど
江戸時代の人
じゃない。

でもちょっとだけ
恥ずかしい。

心の中で
ずっと
「本場感…」

とか言ってた自分。
ナマステである。

ナンをちぎりながら
悟る。

重要なのは
誰が作ったか
じゃない。

うまいか。
安いか。

おかわり来るか。
会計時。

「マタキテネー!」

どこの国の言葉か
もう分からない。

でも
やさしい。

店を出て、
私は確信する。

この店、
国籍ミックス。

味、
ユニバーサル。

どうも、
意味不明な情報量を

全部
「ナマステである」で
処理する女、
ミサキでした。

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