五口目
どうも、
無料バイキングでは
自分の適量を毎回見失う女、ミサキです。
今日は、こんにゃくパーク。
最初に言うと、
一口目はだいたい美味しい。
ほんとに。
ちゃんと「おっ」ってなる。
刺身こんにゃくで安心し、
田楽で信頼し、
麺っぽいやつで希望を見る。
問題は、五口目。
味じゃない。
食感。
脳が言う。
「もう、これ知ってる」
口はまだ動いてるのに、
頭だけが先に帰り支度を始める。
周りはガヤガヤ。
家族連れ。
団体客。
トレーが当たる音。
謎に元気なアナウンス。
静かに味わう空間ではない。
判断力は、音に削られていく。
二皿目。
ここで人は強くなる。
「せっかくだし」
「無料だし」
三皿目。
もはや説明は読んでない。
全部「美味しそうな顔」をしてる。
でも五口目。
また来る。
脳の飽き。
「これ、
さっきのやつと
だいたい一緒じゃない?」
気づいた瞬間、
テンポが落ちる。
それでも食べる。
なぜなら、皿にあるから。
こんにゃくは軽い。
なのに、満腹感は重い。
この矛盾が一番厄介。
ガヤガヤの中で、
自分の限界が聞こえない。
立ち上がるとき、
確信する。
「食べ過ぎたのは、
量じゃなくて、
種類」
出口付近で冷静になる。
さっきまでの興奮が嘘みたい。
お土産コーナー。
急に正気。
「家で五口目、
耐えられる?」
一瞬、迷って、
でも買う。
帰り道、
胃は静か。
頭も静か。
こんにゃくパークって、
味の施設じゃない。
人間の脳の限界を知る場所。
どうも、
五口目で
現実に戻る女、ミサキでした。
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