朝の新作
どうも、
朝のゴミ出しで一日のテンションが決まる女、ミサキです。
今日は蜘蛛の巣の話。
虫は別に嫌いじゃない。
正確に言うと「見なければ平気」派。
でも蜘蛛の巣、あれはダメ。存在が雑すぎる。
朝、急いで玄関を出る。
遅刻しかけてる。
鍵は持った。スマホもある。よし、完璧。
その瞬間。
顔面に、ペタ。
一瞬、世界が止まる。
音もなく、衝撃もなく、ただ「触感」だけが来る。
冷たいわけでもないのに、なぜか背筋がゾワッとする。
蜘蛛の巣って、触った直後に理解が追いつかない。
「今の何?」
「風?」
「いや、違う、これは……」
理解した瞬間からが本番。
手を振る。
ない。
顔をこする。
まだある気がする。
実際はもうない。でも脳が許さない。
駅までの道、ずっと顔がムズムズしてる。
信号待ちで、無意識に頬を払う。
周りから見たら、完全に情緒不安定。
しかも蜘蛛の巣って、だいたい朝イチで仕掛けてくる。
昨日の夜にはなかった。
つまり、私が寝てる間に作った。
完全に夜勤。
働き者すぎる。
腹立つのが、巣の位置。
顔の高さ。
なぜそこ。
なぜ毎回、私の進行ルートを正確に把握してる。
一度、傘で前方を払いながら歩いたことがある。
完全に不審者。
でもやらないよりマシ。
あと最悪なのが、
「蜘蛛本体がいるかもしれない」という想像。
いない。
たいてい、いない。
わかってる。
でも「もしかして今、私の前髪に…」って考え始めたら終わり。
もう一回、顔を触る。
また払う。
確認する。
永久ループ。
店に着いた頃には、
蜘蛛の巣より私の方がボロボロ。
それでも翌朝。
同じ道。
同じ高さ。
また新作。
蜘蛛の巣って、自然現象じゃない。
あれは軽いドッキリ。
どうも、
蜘蛛の巣に毎回「やられた側」になる女、ミサキでした。
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